6月二水会のお知らせ
歌舞伎の世界は「梨園」といった上流階級なイメージがある。ただし、歌舞伎の始まりにさかのぼると河原乞食やら非人やら、差別の対象になっていた。徳川時代のはじめに、歌舞伎はどのような環境で生まれ、社会とどのような接点を作り、時代が経つとそれらはどのような変化を見せたのか。この発表でそのような変化を解説したいと思います。
講師: アラン・カミングス氏 (Dr Alan Cummings)
プロフィール:ロンドン大学(学部)、早稲田大学(修士)、ロンドン大学(博士)を卒業。現在、ロンドン大学東洋アフリカ研究所(SOAS)の講師。歌 舞伎をはじめ、日本の古典芸能・古典文学専攻。歌舞伎や俳句などの英訳を出版。
会場: Farm Street Church, 114 Mount
Street, London W1K 3AH
https://farmstreet.org.uk/contact/
会費: £5(JA会員)£8(非会員)
参加申し込み: iizuka@japanassociation.org.uk (飯塚忠治)
「二水会オーガナイザーのご挨拶」
私たちは日本の歴史を中学、高校で学びましたが、学んだ内容は断片的であり、その時代に起きた重要事象の年代と、何が起きたか?ぐらいで歴史を紐解くまでには至っていないことが多かったと今更ながら気付かされます。
6月の会ではカニンガム氏に歴史に育まれ現代は日本文化の代表の一つとして世界的にも認知されている日本伝統文化の歌舞伎について歴史を遡り深く掘り下げた観点からの興味の尽きないお話を日本語でしていただけます。英国で日本の伝統文化の真髄を知ることの出来るまたとない機会です。
皆様のご参加をお待ち申し上げます。
☆ 講演の後の講師をお囲みしての懇親夕食会も予定しています。この二水会で多くの方たちとお知りあいになっていただき英国生活を楽しいものにしていただければ幸いです。