●認知症セミナーの報告●

先月末に、第2回目の認知症セミナーをZOOMで開催しました。ホスピスで日々認知症の症状が深い人との関わりをもつリッチャーさんのお話は、参加者からの質問を通して一緒に考えながら認知症について学ぶ機会となりました。認知症の約7割を占めるアルツハイマー型認知症には、脳の細胞が壊れる事によって起こる中核症状と、不安や混乱、周りの環境などの要因が加わって起こる行動・心理症状があり、後者は周囲の人が認知症を正しく理解し、その対応の仕方や環境で症状が軽減されます。又、認知症は約20年かけて徐々に発症するそうですが、大切なのは認知症にならないようにするではなく、認知症になる年齢を寿命より遅らせることです。その予防策としては、人と話をしたり、体を動かしたり、色々なことに興味を持つこと等にその効果が見られますが、特に口角を上げて笑うことは、脳活性化に役立ちます。まさに、「笑う門には福来る。」ですね。当日のビデオと資料は、JAのHP(各部活動紹介の福祉部欄)に保管されていますので、見逃された方はご参考まで。

参加者からの感想

家族の看護の経験で分かっているつもりでいた認知症を、分かりやすく、又奥深く丁寧に説明して頂きとても勉強になりました。美津子さんのように優しいケアラーさんがふえると嬉しいですね。

●編み物クラブ

「毎月第三火曜日に、ベーカーストリートにあるダイワハウス で12時から4時迄、編み物好きが集まっています。毛糸、編み棒、編み方を紹介している本が揃っていますので、興味さえあ れば手ぶらで誰でも参加できます。マフラー、帽子などの小 物ならその日の内に編み方がわかりますので、当日に仕上げ られなければ、持ち帰って余暇にお気に入りの音楽を聴きな がらその続きを楽しまれてみるのもいいのではないでしょう か?次回は1月16日を予定しています。入退出は自由ですの で、是非ご一緒ください!」。(コンソレ敦子)

問い合わせ先:シェイラー文野 mcfshailer@gmail.com 

Tel: 07411 852 815

●活動報告

2023年12月現在、福祉部は40名以上の方々に、計17名の部員がお声がけ活動の一環としてご連絡をさせて頂いています。毎年少しづつではありますが、その人数が増加してきていますので、更なる福祉部員の増員が常に課題となっています。これまで月に一度の対面による例会を、ZOOM参加や例会の録画を議事録と併せて確認して頂くことで、免除をするという試みを始めました。平日の例会の日に仕事をされている会員や他のコミットメントがある会員の中にも福祉部のボランティア活動に参加されたいという方々の声を反映させた結果です。その為、今迄マニュアルの報告書であった報告書をIT化したことによって、対面の例会に出席する負担を軽減できたことは、部にとっても大きなチャレンジでありました。同時に、部全体で活動内容を把握するために、「福祉部の手引き」を現在作成しています。合同懇親会を含む各支部の懇親会を計10回開催し、多くの方にお会いする機会に恵まれました。また、参加者の方々が親睦を深める場のお手伝いができたのではないかと思います。2024年も皆さまのご健康とご多幸をお祈り致します。どうぞ、よろしくお願い致します。

福祉部一同

福祉部連絡先:     
一般的なお問い合わせ welfare@japanassociation.org.uk
個人的なお問い合わせ hall@japanassociation.org.uk
Tel: 07754 735 361