日時 11月23日(木) 13:45~16:30

場所 Bloomsbury Baptist Church –1階

司会 ウィンター千津子

受付 デニヤ葉子/藤原栄

お茶当 竹内みどり

会計 フィップス勢津子

報告 古沢イク子

第一部

1. 新入会員の紹介 無し

2. 各部報告 詳細は会報の各部お知らせ/報告参

3. 皆で歌いましょう 11月の誕生日 シェラー文野、 デニヤ葉子(偶然にも共に11月4日)

11月の歌「たき火」「野菊」

指揮:田村陽子/ ピアノ:ウィンター千津子 4. ラジオ体操

第二部

今月の特別イベント [その先にある空間] 講師 一級建築士 井関 武彦

若くして急逝したザハ・ハディットのお話が中心

ザハ・ハディットは、イラク生まれのイギリス人で世界的に著名な超斬新的な女性建築家。男性中心の建築業界で、大賞を数多く受賞。2020年の東京オリンピックの新国立競技場の設計に採用されるも、建設費の問題で断念したことは日本で多くの話題を提供した。駆け出しの頃の初作品が札幌にあるバーで、大きく成長した彼女の建築物を彷彿とさせるもの。アメリカ、ドイツ、イギリス、韓国、中国、南米など、世界中にザハの設計した建物がある。

彼女の作品は、これまでの常識を完璧に覆すもので、全てが曲線で構成されるため、「これは一体何だろう」と目を見張らせる。ある建物など、カタツムリが殻から1メートルも体を伸ばしたような位置にある入口から中に入ると、床が知らぬ間に壁、階段、天井につながっていて、そこを歩いているのである。どこにも継ぎ目がない不思議な設計に驚かされる。北京の建物は、曲線を描いて限りなく上に伸びている。こうした2次元の建物は、機能的、幾何学的、しかも自然と環境との調和も考えられている。

昨年65歳で心臓麻痺で急逝したザハは、乞われるままに、未来の建築家育成を目的とする講義を世界中の大学で行こなった。その教え子が成長し、ザハ・プロダクションを引き継いでいる。彼らが中心となって、次々と建設をしている。彼らは、コンピュータを駆使し、3次元の設計に移行しつつある。