二水会部

● 3 月二水会部の報告●

3 月 1 3 日 水 曜 日 、 5 0 名 と い う 沢 山 の 皆 様 に 参 加 い た だ き 「、 キ ッ チンから快適な暮らしをデザインする」というタイトルで藤崎 美緒子さん(Kitchen Bee Design Ltd Director)にお話しいた だきました。 まず、英国に来られたきっかけは、お母様が海外志向であり ながら果たせなかった夢を娘に託し、19 歳の時に肩を押され て来英。インテリアデザインを勉強し、その後、ご縁があっ てキッチンデザインへと特化することとなる。企業して 7 年が 経ち、最初はどんな仕事でも受けていたが、これからは吟味 し、お客様の本当に欲しいものを創り提供したいと話されて いました。 彼女の仕事はキッチンのデザイン、プロマネ、施工、キッチン 販売と全てを最初から最後までを引き受け、お客様やビルダー とのコミュニケーションを最も大事にされている。ソフトタッ チな印象の美緒子さんですが、精力的にお客様のサイトに行 き、徹底的にお客様と話し、納得のいくキッチンを創る様子 はBeeそのものですね。彼女のプロジェクトの金額は30- 45K が平均ではあるが 100K という高額なプロジェクトも手掛 けられているそうです。すごい金額ですがキッチンは家の中で 最も大事な空間なのでこの金額もありなのでしょうね。 彼女のデザインの基本はモダンにクラッシックを入れ、個々 の嗜好とを機能性を充分考えて創られる。私の場合は Work top の高さをイタリア基準 ( 英国基準は高め ) で私にピッタ リにしていただき、Work surface も6cm広くして頂いた関 係でとても仕事がしやすくなりました!キッチンで忘れてはな らない、ワークトップに関しても最近は人工石がメインとなっ て い る が ス テ ン レス ス テ イー ル の 耐 久 性 と フ ァ ッ シ ョ ン 性 が高いことから、これから一層伸びるのではとのこと。彼女の 仕事に関するエシカルは、「お客様自身がキッチンをクリエー トする創造者」であり、時を重ねても一層愛していただける キッチンを創っていきたい。そして、お客様から、数年経っ ても「Mioko のキッチンは本当にいい!!」と言われるのが至 福である。最後に、19 歳で初めて渡英した時は、英語も話 せず、将来の進路も分らない少女が、25 年後、英語を話し、 キッチンデザイナーとして英国人のお客様をメインにビジネス をしているという現実を、昔の 19 歳の小娘が見たら、本当 に今の自分に憧れ、驚くのではと話される美緒子さんが印象 的でした。これからも一層のご活躍を期待し願っています! 御質問や Before ~ After をご覧になりたい方は mioko@kitchenbeedesign.com こちらまでご連絡ください。

フィンチ光重 ( 二水会担当 )

● 4 月二水会のお知らせ●

日 時:2024年4月10日(水)20時〜21時

演 題「:生命力が豊富な食材や微生物を取り入れ、 自力で心身共に健全な暮らしを〜」

講 師:山野敦子「和みキッチン」

主宰者 https://www.nagomi-kitchen.com/

プロフィール:兵庫県西宮市出身。 名塩紙(金箔の箔打紙)製造を生業とする家で育つ。 神戸女学院大学卒。

在英 30 年 研究職の主人とサリー州 OXTED 在住。
2005 年より「和みキッチン」を主宰し現在に至る。

現在までの掲載誌:読売新聞欧州版、ユーロニュース、ジャーニー 、食セミナー開催。