7月のお知らせ
日時:7月10日(水)18:30より
演題: 「Falling Blossom」
~英国軍人アーサーと下町娘まさの半世紀に渡るドラマ~
2006年春に「Falling Blossom」が出版されました。今回は出版までに至るリサーチ、翻訳の難しさや楽しみを、又本に載せることができなかったアーカイブの資料などを使って、イギリス軍人アーサー・ハート・シノットと鈴木まさとの悲劇的な人生の跡を辿ります。
講師: ウイリアムズ 百子さん
1966年明治大学文学部英米文学科卒業、同年渡英、結婚。
通訳業と主にNHKテレビ番組のリサーチ、コーディネート業を35年。1993年英国熊本県人会発足、1996年英国日本人会の発起人の一人として現在のJA活動開始。
2001年「英国の日本人」写真展を国内10ヶ所で開催。2002年同展示を日本の10ヶ所で開催。2006年に「Falling Blossom」をPagnamenta氏と共著で出版、2008年Japan Society Award受賞、2013年「忘れな草」プロジェクトを立ち上げ戦後の英国に於ける邦人社会の記録を残すべき活動中。
会場: Farm Street Church. 114 Mount Street. London W1K 3AH
https://farmstreet.org.uk/contact/
会費: £5(JA会員)£8(非会員)
参加申し込み:
下記のメールアドレスに参加希望をお知らせいただきたくお願いします。
iizuka@japan-association.local (飯塚忠治)
※講演の後の講師をお囲みしての懇親夕食会も予定しています。この二水会で多くの方たちとお知りあいになっていただき英国生活を楽しいものにしていただければ幸いです。
今後の予定
8月 夏休み
9月11日 池田様 2020年宇宙の旅「仮」
10月9日 上田りさ様・平野様 音楽界とバレーのアーテストトーク(仮)
11月13日 渡辺道央様 1968年東京オリンピック映画鑑賞とトーク「仮」
第9回 ENJA Meeting Report
会場 Midori The Green Guest House、Heidelberg
期間 6月2日(日)~6月4日(火)
参加国 日本、イギリス、デンマーク、オランダ、フラン ス、スイス、ドイツスペイン、ルクセンブルグ、 アメリカ、アイルランド
参加総人数 57名
英国からの参加 加藤 ウォーバーグ啓子、飯塚 忠治
上記2名はJAの代表として
コンソレ 敦子さん、学校教育関係セミナー、特別参加
3日間の主テーマ下記が主要テーマとして講演、デモンストレーション、各国の持つ課題等が発表された。
全般的に言えることは各国とも抱える課題は同じで相似形を示していたのが確認され今後、これらの課題につき情報交換、人的交流などが有益であると感じた。
今回はその基盤となる人的ネットワークが少し出来たと言える。
1.海外子女教育の課題、
2、海外居住者の老後、「認知症」
この分野では敦賀温泉病院の玉井院長が認知症全般に ついて講演。この病院のある地域では認知症の知識の啓蒙活動が活発であるので重症患者の入院率が下がっている。 緩和ケアー:様々な疾患から来る痛みの緩和はするが、治療をしないということが本人に一番いい結果が現れるというような話があった。
英国でも既に取り組まれているエンデングノートのモデルも作成されている。(ドイツ)特筆できる事は、フランクフルトでは2年後に日本人が入居できる棟がある老人ホームの一角に出来るということを知り、具体的に物事が動いていることで英国もそろそろ行動する時期が来ているので はないかと感じた。フランクフルトの関係者とは継続したコンタクトを維持してゆくことが必要。今回の講演者のお一人岡田先生がカナダのもみじヘルスケアーセンターを紹介してくださるとお約束を頂いている。英国のモデルとなるか?
各国の日本人会の運営は活発な活動をされている感じでしたが、若い方の入会がすくなく大きな課題だと一様に共通した認識、この背景は若い人達はSNSで交流が出来るので直接人と人との交流が不要と感じているのではないかというコメントも出された。
今回の岡田慎一朗先生の講演とデモンストレーションは、人間の持つ力のポテンシャルを古武術から引き出すという話は、新しい発見でした。例えば火事場の馬鹿力はどこから出るか?
ENJAの次回ミーティングはオランダで2021年と決まりました。今回の57名の参加者を集めたENJAドイツの関係者の方々の並並ならぬ努力で準備、開催をされ成功したと思いました。
飯塚忠治