3月二水会報告

◎ 日時:3月21日(水)18:30~20:00
◎ 演題:UCLと日本:世界で活躍できる日本人の

育成 / 最新医学研究の一例
◎ 講師:大沼信一(University College London 教

授、眼科学研究所国際担当副所長・UCL国際部 門日本担当 UCL Japan Ambassador)

3月の二水会では、大沼教授より、UCL大と日本の 最新医学研究についてお話し頂きました。現在のUC Lの大学ランキングも研究の質も高いのに、同大が日 本での知名度がそれほど高くないのは、ロンドンにあ る他の大学と混同されがちなため、などが説明されま した。ただし、現代の日本の基礎はUCLが作ったと 言っても過言ではない、それはUCLに留学した長州 ファイブ、薩摩19などの明治の留学生が日本へ帰国 後、政治、産業、教育、文学の分野で多大な貢献をし、 日本を先進国にまで引き上げたからでした。

最近の日本人は、海外に行きたがらない、外国人も 来ない現状は鎖国化、ガラパゴス化、内向き志向、国 際的地位の低下につながると説明されました。引き続 き、同教授が精力的に取り組まれる「UCL-Japan Youth Challenge サマースクール 10 日間のプログラム」が紹介されました。

具体的には、日本の高校生とイギリスの高校生が、 UCLとケンブリッジ大学で、様々な講義やワークシ ョップ、シンポジウムを通して一緒にグローバルな課 題に関して討論をしながら共に学び、国際交流を図る 機会を提供するものです。

  • ◎  このプログラムの日本の高校への案内
  • ◎  英国の 6thフォームカレッジの興味のありそう
      な学生の紹介(現在募集中)
    
  • ◎  活動への支援:ボランティア及び運営費へのサポ
      ート
      ウエブサイトはこちらです。
    

    ucl-japan-youth-challenge.com

    同教授は、2017 年に日英学術交流促進への貢献が認 められ、「外務大臣表彰」を受賞されました。ご専門 の眼科学では、現在、網膜の病因を明らかにして、病 気を治す新しいシステムを作成中。ご自身の医学研究 よりも、初めにお話しのあった日英国際事業関連活動 に力を入れられているとのことでした。世界で活躍す る日本人の育成や英国内の日本発信は、同教授のライ フワーク。 (参加者15名)