紅葉会 (ZOOM)

●10月紅葉会の報告●
「がんと寄り添う〜乳がん月間(10月)にちなんで」まり子ラベンダージョーンズさんは15年前に乳がんを発病、10年後に再発、その間に白血病をも経験されました。現在は全て寛解状態で、普段はがんであった事を忘れる程お元気です。この経験を活かして、現在はヘルスコーチとして、頭では理解していてもなかなか実行できないと言う方たちの習慣サポートをされています。


最初の乳がん発見の時は、まり子さんはシンガポールに駐在中で夫と小さな子供3人の5人家族でした。健康志向で生活してきていた「私」が何故がんに?こんな腹立たしさとショックの中から立ち上がり、アーユルヴェーダヨガの教師資格を取り、「食べる・動く・休む」の自然のリズムでの生活に切り替えました。しかしながら、10年後のがん再発はショックで、一旦は落ち込みましたが思い直し、太陽と共に起き、夜ふかしせず早め
に休む、季節に取れるその土地の食材を食す(身土不二)、この基本に沿った生活を続けました。こういった自然の流れに沿う日常の中に、更に余白(時間・スケジュールなど)を入れる事で、身体と心のバランスが取れ、ストレス(毒素)も緩んで感じにくくなリました。


日常の私たちは、外からの刺激に対しては感じやすいが、自分達の心と体の状態を感じる事は少ない、と言う事で、まり子さん指導の元、参加者随意で目を瞑ってのボディスキャンを体験してみました。例え1分でも頭の先から足の裏までの身体全体の状態を日々確認していると、小さな変化を感じ易くなり、その習慣が未病を発見する事に繋がっていく、という事でした。このボディスキャンの体験をその後小部屋に少人数に分かれて話
し合いましたまり子さんからのがん検査へのアドバイスとして、(コロナ禍の現在では全て実行できないかも知れませんが。)


●体の変化を少しでも感じたらすぐ医師のところへ、早めの病状発見には治療法の選択が広がる。
●検査結果を一人では聞きに行かない。
●必ずメモを取る。
●勧められた治療法には、必ず信頼できる情報でのバックアッ
プを。
●セカンドオピニオンを取る。
●周りのがん患者の方への対応は、特に気を使わず、普通に接する。(頑張ってね、などの励まし言葉はネガティブに作用する事が多い)国立がん研究所によると、二人に一人ががんになるという現代です。CancerXと言う一般社団法人が「がんと言われて動揺しない社会へ、正しいがん情報を入手出来るよう、「防がん」マッ
プ運動を起こしている事をご紹介頂きました。
参加者の方からは多様なコメントがあり、「ヨガ」の効用体験、限られたエネルギーの有効活用賛否、自然との時間はストレス低下に、東洋医学の未病とは病気の入り口一歩前、など健康への深い関心と熱意が感じられました。


●12月特別紅葉会のご案内●


日時:2021年12月10日 (金)
午前10時半(10時20分より入場可)通常と違っての、第二金曜日の午前10時半開始ですのでご注意ください。
参加費:無料
講演テーマ:華やかなお正月メニュー
講師:細川勝志様