思い出に残る桜の写真

 

約半世紀前、私が英国人と結婚すると両親に伝えた時家族会議で 反対され、その旗頭で大反対した兄が、その後3回に渡り私に会いに来てくれました。

そんなある日このしだれ桜を庭に植えてくれました。31年前になります。その大好きな兄も去年7月に逝ってしま いました。

四季にわたりこの木を見ては兄が偲ばれます。今年は 特別沢山の花を付けてくれたよう に思われます。

 

ヘールズ美保子

 

 

 

 

我が家の庭に咲いた日本産 『天の河』

 

渡邉道英

 

 

 

 

私のフラットは公園の中にあるの で毎日3Km弱のウォーキングを楽 しめます。この桜は毎年咲いてい るのですがいつも通っている所ではないので余り見る機会もないのですが、今年はロックダウンのお陰で普段通らない所も毎日歩きこの桜の木も芽がふくらみ始めてから満開まで楽しむ事が出来ました。

 

ウィンター千津子

 

 

 

 

コロナウイルス感染予防の為、私達夫婦は3月10日を最後に孫の世話も止め自主隔離を始め今日で約 1ヶ月が過ぎた。

こんなに主人と24時間ベッタリの 時間を持つのは始めてのことー多分これは殆どのカップルが経験し ていることであろうー幸いに今までのところ喧嘩もせず1日1回散歩に行くか畑に行くかして規則を守っている。

 

先日イタリアのサーデ イニア島出身である隣の畑の持ち主との会話。

 

私「世の中、凄い事になっているけど、全てが悪い事ばかりではないですね。あんなに酷かった若い人達のナイフ犯罪も無くなったし、大気汚染も少なくなったし。。。。」

 

彼「そうだよ。イタリアの海にイルカが戻ってきたんだそうだ。」

 

と嬉しいそうな返事。

 

感染して亡くなった人、その遺族、今未だ闘病中の人、収入が無くな って途方に暮れている人等沢山の被害者がいる中で少々気が引けるが、私自身はこんなに何の日程も計画もない平穏な毎日を送ることが 出来る今を感謝している。

一昨日、[LINKAGE]というロンドン大学医学部のCOVID-19プロジ ェクトに協力した。

ボランティアの若い男性が来て、血液と喉のサン プルを取って行った。

これから毎週電話をくれ、症状があるか無いかを調べるそうだ。もしあれば、完全防止体制でもう一度自宅訪問するとか。これはこの新しいウイルスがどんな人に感染しどのような経緯でそれが酷くなってゆくか又新しい薬を開発するために沢山のサンプルを収集するというリサーチということだそうだ。

沢山のボランティアが命をかけて活動しているのに感謝して、せめて私が出来ることで何かお役にたてたら嬉しい。

 

ウィリアムズ百子 (2020年4月10日記)